コロンビア南部の優良エリア“カウカ”よりニュークロップです。
イグナシオ・キンテロ氏の創り出すコーヒーを初めて飲んだのは
2012年頃であっただろうか。衝撃的なおいしさだったと記憶しています。
フローラルであるということの素晴らしさを教えてくれるコーヒーでした。
それから年ごとの波がありながら、あ~だのう~んだの言いながらも
最初の印象が忘れらないでいました。
今クロップはその素晴らしさを再確認できる出来栄えです。
やはり南部の上モノは品があります。
林檎のような優しい酸で味の輪郭をつくり、クリーンな質感を際立ててます。
ローストはやや深めに仕上げますので、果実を感じさせながらもヘーゼルナッツのような香ばしさをまとわせます。素材のキャラクターとローストによる効果で限定的な領域の味わいを表現しました。
これまでの他のカウカのコーヒー(ex.前回扱っていたアルト・デ・トパなど)に比べしっかりとしたボディを感じます。
一年を通して様々なコロンビアを扱いますが、当店でコロンビアを追う際には、南北に連なるエリアを意識してみてください。
今回は生産エリアの中でも南方に位置する“カウカ”をインプットしてお楽しみください。
ご賞味ください。
山田