ほぼ毎日コーヒーを買いに来てくれる常連さんがいます。
板金屋を営んでいるおやっさんなのですが、親しみやすい笑顔と少しぶっきら棒な口調が印象的で、甘党。いつしか私たちは「比嘉さん」と呼ぶようになりました。※あだ名ではないよ。
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今回はそんな比嘉さんの「ギブ&ギブ物語」をご紹介します。
本当に毎日のように来ていただいているので、来ない日は心配になるくらい。
スタッフりりなのキャバ嬢根性も発揮され、いつも楽しそうに利用していただいてます。※りりなは最近は那覇にいるので寂しそう。
そんな比嘉さんは、コーヒーを買ってくれるだけでなく、
こちらに差し入れまでしてくれます。
おにぎり、スープなど、「食べてね、美味しいからさ」とぶっきら棒に手渡されます。いつもありがたくいただいてますが、当然のようにお返ししなければとなるわけです。
ある日缶ビールを1ケース持って比嘉さんの板金屋さんを尋ねました。
比嘉さんの顔色は曇りはじめ、軽めに怒りながらもビールは貰ってくれたんですが、、、
「もう持ってくるなよ」
とお叱りの一言。
「嫌われたかな?」と思ったのですが、次の日には何もなかったように
コーヒーを買いに来てくれます。差し入れをもって。
ギブ&ギブ&ギブ&テイク拒否の板金屋のおやっさん。
そんな比嘉さんが先日もやってきました。
この日はいつものおにぎりやスープではなく、なんとお弁当を差し入れてくれました。
「美味しいからさ」
相変わらずぶっきら棒な言い方ですが、袋の中には温かい弁当。
野菜たっぷりの沖縄ちゃんぽん。
あつあつをかきこみながらふと思いました。
比嘉さんの「ギブ&ギブ」は、ただの親切心ではなく、
不器用ながらも人とのつながりを何よりも大事にする生き方をするお方なんだと。
感謝感謝感謝謝謝謝、、、、、、、
日々のギブに感謝しつつ、今日も比嘉さんのためにまあまあの頻度でガムシロップを仕込むのでした。
温かいちゃんぽんで泣けた話でした。
山田