猫が2匹います。
この御二方の性格には決定的な違いがあるのですが、
それ故、同じ屋根の下で争いへと発展することもあるのです。
プライドをかけた仁義なき戦い。私の割って入る隙は微塵もありません。
容赦ありません。
「にゃー」なんてもんじゃない「ジャー」「ウギュー」「ぷじゅー」
普段は使わないような暴言。自然と口が悪くなります。
私はというと見守るしかありません。
彼らの中ではどちらが優勢で、どちらが劣勢がわかっているのでしょう。
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ピタリと動きが止まるのをしっかりとこの目で見た。
シーンと静まり返る室内。
勝負あり。
彼らの中では何かが決着したのでしょう。
私には少なくともそう見えた。